東京再起動、2日目。 [life style]
今回の帰国は仕事開始とほぼ同時になったので、3連休に当たったことは本当に幸いでした。
往来生活初の帰国は、要領を得ないことがてんこ盛りです。この初回の反省を生かして次回以降は
もっとスムーズに東京暮らしにシフト・チェンジできるようになりたいものです。
さて、再起動の2日目は「車の再起動」から着手です。
帰国前、事前にメンテナンス会社に問合せをした際には、半年も運転しなければバッテリー上がりは
不可避だと。この場合、バッテリー交換に来てもらうという作業が発生します。
まずは車のカバーを取り外します。このカバーも「たたみながら外す」のがポイントですね。
初めてやったんですが、まずまずクリア。そしてキーを差し込み、祈るような気持ちでひねりました。
ガガ…プシュー、ガガ…プシュー。。。やはり駄目か? そしてもう一度。
ガガガガガガ…プシュ、プシュ、キュルキュル…ルルル…、ブル、ブルブル、ブルルルル・・・・・
ブルン、ブルン、ブルン、ボボボボボ…ボワ、ボワ、ボワ~~~~ン、バオ~~~~~~ン!!!
やった!エンジンかかりました。夏場越えが幸いしましたね、ラッキー!
ほっとして嬉しくなって車のキーをまじまじ見つめました。お前はエライなあ。。。
その時、帰国前に起きたレンタカーのキー折れ事件や、2日間でも運転しないとバッテリーが上がる
バリの車を、運転しなくてもエンジン吹かさなければならなかったことなど思い出していました。
家の車も中古車ですが、走行距離1万6千キロの新古品です。少々のカスリ傷はあってもピカピカに
見えます。14万キロ走行で廃車寸前のマニュアル車を乗り回すことが、いかに凄いことだったか。
静かで重厚な運転音を聞きながら、完璧に整備された道路を走ることの有難味をしみじみ感じるとともに
あの、ボコボコな細いウブドの街を、何度も坂道発進しながら走行した場面が蘇りました。
さっそく車を運転して郵便局に走り「郵便物の転送解除」を申請し、その足で夫の実家へ。
帰国の挨拶とお土産を渡して、山のようにたまった転送郵便物を受け取りました。
出発前、広告雑誌や通販カタログなど、できる限り配送中止の手続きをして最小限に抑えた郵便物。
バリ滞在中は、夫の母親が転送郵便物の管理をしてくれていたのです。助かりました。
週に1回、90歳近い夫の母親が「今週の郵便物」という一覧をFAX送信してくれていました。
インターネットもメールも今更覚えるのは苦痛という母親でも、短縮ボタン・ワンタッチで通信できたのです。
緊急のものは開封して文書をFAX送信。細かい話はスカイプでやり取りしていました。
本当に、面倒なお役目をありがとうございました。でもそのやり取りを通じて母親と定期的に
コミュニケーションが取れたので、「久しぶりの再会」という感じは全くありませんでした。
ちょうど私の帰国と同時期に、FAXのインクカートリッジ交換のタイミングになり、しっかり交換も。
ちなみに現地BALIウブドにも同じ機種のFAXを持ち込み、設置通信に成功。この機械が大活躍をしたのです。
文明の利器のお陰で、ほんとうに距離を感じません。スカイプ&FAXで、すぐ隣にいる感覚でした。
東京暮らし、再起動。 [life style]
昨晩は、力尽きて寝てしまいました。
朝8時50分、成田到着。9時30分のリムジンバスに飛び乗りました。
深夜発の飛行機は就寝の時間帯ですが、やはり眠りは浅いですね。バスの中で少々睡眠補充、
目を覚ますと大都会のビル群の中。 あ~、THE TOKIO!
東京の人は、やっぱりオシャレで、スマートだわ~。
同時に、省電力のために犠牲的な協力を惜しまず「過酷な日本の夏を乗り越えた人々」なんだわ~
と思うと脱帽し、心の中で敬礼。 5月の記憶が昨日の記憶のようにつながり、時の隔たりが消えました。
バスを降りたら、そのままタクシーに乗り換えて12時30分に帰宅。
ドアを開けたら5月に出国した時そのままの状態で時が止まっていました。
その当時、出発まで余裕がなくて荷造りだけで精いっぱい。散らかし放題のまま家を出たのです。
こりゃあ、きついわー。生活を始めるには「プチ大掃除」をやらないと。
「日本アジア往来生活」のための反省事項【1】帰国したときにすぐに生活できる状態にして
家を出ること、これ重要ですよ。
とりあえず電気、水道の開通を確認。電話転送の解除、そして東京ガスの点検と開栓に立ち会います。
その後、4時からの仕事の打ち合わせのため3時前に家を出ました。お腹がきゅるるる~~~と鳴き
そういえば昼ご飯を食べていない! コンビニであんぱんと豆乳を買って、会社のビル前のベンチで咬みつきました。
打合せ終了し家に着いたのは夜8時。生活開始できない状態であることを思い出し、スーパーに寄って
買い物しました。今晩と明日朝の食糧を確保。これで一晩は過せるなあと。。。
スーパー仕立てとはいえ、久しぶりに味わう寿司、小豆のデザート、秋の味覚ナシ、カキ、ミカン
そして、すぐに食べられる野菜サラダ。至れり尽くせりの日本の商品の恩恵にあらためて感謝です。
お腹を満たし、荷ほどき開始。パソコンの電源を入れたら凄いうなり声を上げながら立ちあがりました。
半年近く使わないとハードも動きが悪くなるんですね。やっと立ち上がったら「パスワード」を聞かれ
入力したら「拒否」されました。おいおい、しかりしてくれ。私だよ、忘れたのかい???
何度試しても駄目。よくよく考えたら私がパスワードを忘れていたのです。思い出すのに数分間。
やっと思いだして開いたら、半年分の各種ソフトのバージョンアップが次々に始まり、所要時間1時間。
その合間に仕事の準備をしようとすると、これまた何がどこに置いてあるかを思い出すのに一苦労。
やれやれ。反省事項【2】当たり前のことを忘れる。帰国後の生活動線を考えてわかるようにしておくこと。
もう疲れた。寝る! と思ったら、ホコリの積もった布団にもぐるわけにはいきません。
シーツやカバーを取り替えるために、ロフトのベッドの梯子を何度も登って降りて、も~~~~~
ほとほと疲れました。
以上が私の、お粗末な東京暮らし、再起動の初日でございました。
乾きすぎた季節 [life style]
今年の乾季は、ちょっと乾き過ぎのようです。
我が家の庭では、池の水位が下がり続けて大変なことに!
50センチは下がったでしょうか。測ってみると、池の水の深さはあと50センチほどです。
深さ1メートルくらいの池だったわけですが、水が半分もなくなるなんて非常事態ですよね。
池にはロータスが繁殖していて、植物が水を吸うため乾きが早いのでしょうか。
水を追加したいと思うものの、井戸の水位も下がっているため限界があります。
魚がたくさんいるのですが。。。大丈夫かしら?
するとオーナーのワヤンさんから提案がありました。
外部から水を補給するため、新たにパイプを設置してはどうかと。初期費用は2万円。
日本の感覚で言うと10万円近い重圧です。その後は月々300~500円くらいだとのこと。
月々にしたら安いですけどね。この先何年も住むわけではないこの家に、はたしてその
設備投資をする意味があるのか???
日本なら、このような場合、賃貸物件に属する設備は家主負担になるのが通例ですが
ここインドネシアでは、居住の間、すべてのメンテナンス費用は借主負担になります。
つまりこの家を出るとしたら、私たちが費用をかけて設置した新たな設備は、退出後すべて
物件オーナーの財産になってしまうというわけ。 実に悩ましいシステムです。
ちなみに昨年は乾季らしい乾季ではなく、これほどの水不足にはならなかった模様。
快適な季節を味わった分、こんなしっぺ返しがあるんですね。
賃貸契約には、乾季の水不足の場合については何も決めごとがありません。
さて、どうしますか。 結論を保留にしている私たち。早くスコールが来ないかなと。。。
オーナー側は、予想外の事態にかかる費用を、なんとか居住者の我々の負担で賄いたいという
期待があるらしく、ここ最近お供え物の果物やお菓子を運んできては様子を見ています。
存在しなかった「時間」 [life style]
ワヤンさんがハウス・クリーニングに来てくれる日は家に居なきゃいけないんだけど
掃除の邪魔になってもいけないので、庭側のベランダに一時避難?します。
ちょうど夕刻は蚊も出やすい時間帯なので、しっかり蚊よけ対策もしながら、
ベランダの椅子に横たわって本を読んだりパソコンをやったりします。
約2時間ほどの間ですが、そのままウトウト寝てしまうことも。。。
こんな有様は、普通の日常と言えばそうかもしれませんが、東京では存在しない時間でした。
「読書」と言えば、通勤時間の満員電車の中だけです。週末はたまりにたまった家事をまとめて
やっつけて、1週間分の買出しに行き、そしてまた平日が始まるという繰り返しです。
こちらに来たばかりの時は、そんな「貧乏癖?」が抜けなくて、時間はあってもなかなか
午後の庭で読書して居眠り・・・なんて、出来そうで出来ない「ワザ」でしたよ。
それが段々に、このゆったりした時間と、ヴェランダの西陽に馴染んでいく自分がいるのです。
1年もいれば、大分穏かな暮らし方になって、おおらかな性格にもなるんでしょうねぇ。きっと。。。
しかし、まだまだ、そんなご身分には道のりがありそうです。
幸いにも仕事に恵まれ、予定より早く日本に一時帰国することになりました。
毎朝、満員電車に乗り込み、バタバタ走り回る生活が再び始まるというわけです。
アジアと日本、行ったり来たりの往来が、現実になろうとしています。
KUBAYA もどき [life style]
ワヤンさんから 結婚式のセレモニー に呼んでいただいた時、こんな場面が訪れるとは
予想だにしていなかったので、心の準備も、衣装の準備も何もありませんでした。
とかくセレモニー重視のバリですから、何の祭りでも クバヤ(KUBAYA) がなければ
明けても暮れても、へたすりゃうっかり出歩けない文化なので、何かしらお洒落しないとマズイ
ということだけはわかりました。
その時、なんとかそれらしく見える服装を見繕って、出かけたのでした。
一応、クバヤ(上着) 、サルン(腰布) 、スレンダン(腰帯) の3点セットを揃えれば
多少違っても大目に見てもらえます。 念のため、写真は正しいKUBAYAの装いではありません。
バリ・ヒンドゥーの結婚式??? そのお作法とは? 御挨拶の言葉とは? お祝金とは?
このあたり、本当に不勉強で未経験で、皆目見当がつきません。
ただ最近、多少わかってきたことは、バリ人ファミリーの中に入り込んで「単なる賃貸契約の間借り人」
であったとしても、そこから バリ社会との柵(しがらみ) は、ひたひたと始まっていくのです。
お寺ごとに存在するオダラン(創立記念)をはじめ、年がら年中行われているウパチャラ(祭り)ごとに
日本からの移住者たちは、何かと「御こころ付け」を行っているようです。
私たち夫婦も、現在住んでいる地域でまだ半年も経過していませんが、この地域のバンジャールでは
私たちの存在を 「誰の家を借りている誰それ」 と、すっかり把握されているようだなと感じています。
そのあたりは「バリ嫁」と呼ばれる日本人妻達に聞くと、少しずつ見えてくる
もっともっとディープなバリ社会の姿があるのですよ~~~。
知りたいような、知りたくないような。。。
第2ラウンド、ゴング! [life style]
8月30-31日のインドネシアは、国民の休日となっています。
イスラム教徒にとって 「ラマダン」 と呼ばれる、ヒジュラ歴の9月に当たる1カ月間、ムスリム達は
日中の断食を行い、最後の日は 「レバラン」 と呼ばれる断食明け、つまりラマダン明けの「正月」を
一斉に休みをとって故郷に帰り家族と一緒に過ごす人たちでごった返すそうです。
バリ島では、ジャワ島から出稼ぎに来ているムスリム達が、一斉にジャワ島に帰省する時期です。
毎月毎月どこかで ウパチャラ(祭り) がやってきて仕事を休むヒンドゥーと違い、ムスリムの人たちは
年に一度、1-2週間まとめてドカンと休みを取るようです。「労働力」として雇用主から見れば
ムスリムのほうが安定した労働力と見られている、という話も聞きます。
昨日は一晩中、ムスリムの「お祈り」の声が我が家の周辺からも、うなり続けていました。
さて、ラマダン・レバランとは全く関係ないのですが、私自身もバリに来て3カ月がたち、
インドネシア語のクラスも終わり、一つの節目を迎えました。 (日本では新総裁が誕生?)
振り返ると、この3カ月間「余裕」というものがなかった気がしますが、それでも3カ月経過すると
なにかしら形になってくるものだなあ、と感じいる次第です。日常生活もなんとか回っています。
食事のやりくりには最初戸惑いましたが、大分要領を得てきた感じで、料理の時短 に成功♪
コトバの問題、これはまだまだ時間を要するものの、チンプンカンプンではなくなりました。
英語交じりの片言ながら、どうにかなってきました。
車の運転も慣れてきて、坂道だらけのウブドの街で平気で 坂道発進 しながら乗り回しています。
ライフライン を整えたところで、さて、これからどうする? といったところ。
とはいえ、この先無制限ではありません。日本帰国のタイムリミットも迫る中、今回の滞在期間を
どう仕上げていこうか、 第2ラウンド のゴングが鳴っています。
MANDIRI BANK [life style]
25日は、一般には給料日ですね。もっとも現在の私には関係のない日となっていますが。
それでも給料日以降、月末はもろもろの支払いがあったりします。
住民票や保険関係など日本に置いてありますので、公的な保険料もあれば、カードの支払いなども。
当然、日本の銀行口座でやり取りしてますが、現地の地銀の口座 も持っているほうが何かと便利。
短期旅行者では口座は開けませんが、ロングステイの場合、VISAや身分証明の種類によって
口座を開く資格が与えられます。インドネシアにも、いろいろな銀行があり金利は高いです。
定期預金で8% ほどつくそうです。1000万円預金したら、年間80万円の利息! って
凄いですね。その方法で、利息で生活している方々もいらっしゃるみたいです。ただし
銀行の信用度が低い分、高金利で集客するわけですから、リスクも考えなければなりません。
…まあ、それはお金持ちの場合ですよ。銀行の倒産が結構頻繁にあるらしいので怖いですね。
私たちの場合は、日常の小口現金の出し入れや、支払いなども楽になるという理由で利用しています。
それでも一応、リスクの低い銀行にしよう、ということで 政府系のMANDIRI銀行 を選びました。
特に使う予定がなくても、円高で、ルピアの換金率が良い時に現地通貨にしておいて、現地の口座に
入れておく、という時など、役に立ってます。口座維持手数料はプレミアムカードで月間90円。
しかしATMでは「支払」「引出」は可能なのに、何故か「入金」は窓口まで行かないとダメなんです。
ちょっと、そのあたりが使いにくいところですね。 ( 写真の口座番号は消してあります)
バリ人の交渉術 [life style]
現在の住まいの 賃貸契約を更新 することにしました。1年契約ですが、更新の時は賃料が上がる
という話を色々と聞いていたので、さて、我が家は出来る限り前年度と同じ条件で進めたいと思い、
事前に先輩方にも相談しました。
中には前年度の1.5倍、ひどい場合は2倍にも賃料を上げられ、引っ越すことを決めた人たちも…。
物価の上昇もあります。 ある程度、相場の範囲内は覚悟をしておかねばと腹積もりもしました。
当日がやってきて(通訳を介し)こちらから率直に交渉の口火を切りました。
「今日は契約更新について、ご相談したいと思います。希望は前年度と同じ条件で更新出来ればと
思っています。」
バリ人オーナー夫妻は一瞬、ピクっと緊張した表情を見せたのち、
「希望の条件を突き付けては、お互いにカチンと来ると思いますから、双方の折り合える
ところを探していきたいと思います」 …と、こう来ました。
ほ~~~う。 なるほど。
争い事が大嫌いというバリ人は、ド頭から 「攻撃回避」 のポーズを決めます。そして
「いくらでしたら契約できますか」 と、条件提示はこちらに委ねられました。心の準備はあるとは
言え、こちらから値上げ率を提示するのも変なものです。「出来れば同じ条件で…」
すると、 「ここ最近のバンジャール(行政外の地域共同体)では、賃貸物件について値上げの
方針を決めています。ですので私たちもその方針に従わなければなりません」
…はいはい。つまり意思決定プロセスにワンクッション置き、間接的に彼らの立場を主張しています。
そこで夫が「物価の上昇率を参考にしますと、前年比7%くらいなんですよ」と言って計算します。
すると当然、半端な端数が出てきて割り切れない数字になってしまいました。
「それでは、切りのいいところで10%ではどうでしょう?」 と言う話になり、あまりに細かい数字で
四の五のやり取りをするのも何ですから、想定の範囲内ですし、そのあたりで手を打ちました。
更に話は続きます。 庭の掃除、ハウスクリーニング の代金についてです。
私たちは日本に帰国する予定もあるため、その分は減額を考えていました。しかし、その間現地に
とどまる母親がいます。掃除の回数を減らすことがいかに母親にとって、ひいては私たちにとって
デメリットになるかという 「裏付けとなる事象」 をいくつもいくつも話してきました。
要は、収入を減らしたくない、ということなんですが決してそれは口にしません。
金額にすると「円」で考えたら大した差額ではないので「ま、いいか」と前年通りとしました。
毎日の庭掃除と、週3回のハウスクリーニングで、月間8000円程度です。
バリ人の交渉は、決して結論を言わず、 「遠まわしに、遠まわしに言うこと」 が肝心のようです。
ヌガラの豪邸 [life style]
テレビで紹介されたこともあるという有名な100億円の豪邸を見に行きました。
念のため、日本で使う100億円ではなくて、バリ島で使う100億円ですよ。
バリ島で土地を買って家を建てる場合、一般には3000万円もあれば250平方m程の面積に
プール付きのモダンなヴィラが立てられると聞きます。
ガイドさんの言う100億円とは、一体どこに掛けるお金なのか私には想像もつきません。
ハリウッドの映画スターの自宅か?と思うようなゴージャスな家で、オーナーは日本の実業家です。
いやいや、そんな贅沢な暮しに憧れているわけでもないですけど、目の肥やしぐらいには
してもよいでしょう。予定外の飛び入りコースだったので鳩ポッポの目になってしまいました。
写真は豪邸のごく一部です。敷地内に、こんな感じの建物が4棟ぐらいあって、大きなプールと
整備された広い庭があり、敷地を囲む塀の外は海の入江の大自然が広がっていました。
こんな大きな家に家族が3人で暮しているとのこと、ただしお手伝いの従業員は10人以上は
いるんでしょうね。お抱えのコックさんなんかも常駐しているのかも…。
大自然に囲まれて快適なのはわかるけど、買い物やお出かけなんか不便ではないんですか?
と聞いたら、買い物をするという発想自体がないんですって。(従業員がやるから?)
このお住まいに来る時も、ヘリコプターで来るんだとか。ふぇ~~~なんて言っているうちに
従業員の方がジェットスキーを何台も運び入れていました。遊び方も半端じゃないのね~。
…あっそうか。買い物や出かけるときにいちいち足をどうするか悩んじゃうような貧乏人だと
こんな土地で暮らすのは無理なんだ! だから西側に居を構える人はお金持ちだけなんだ!
という結論に達し、一人で勝手に納得している私。
こんな暮らしは私の一生には縁がないと思いますが、目の保養になりました。
ありがとうございました。
パパイヤに行く。 [life style]
今日は月に一度の買出しにKUTA方面に出かけました。
電化製品、日本食材など、ウブドでは手に入らないものを仕入れるためです。
バリ島ロングステイや移住の人たちにとっては「お決まりのコース」になっています。
1ヵ月半の暮らしのトライ&エラーの結果、「お手伝いさん無し」での食生活の不便を実感
したので、まだまだ自力で頑張れて、コストの兼ね合う折り合い地点で、文明の利器と材料の
助けを借りることにしました。
今回の戦利品は何と言ってもこれ。マイクロ・ウェーブです! 中国製で約1万円也。
あ、ちなみに電子レンジは日本食材「パパイヤ」ではなくて家電量販店「ACE」で購入です。
僅かながらの勉強の成果で、車を提供し運転だけのドライバーを探して足代をおさえつつ
予算内で1カ月間の料理の工夫を考えます。 …しかしこれも、結構頭を使います。
何を買えば効率がいいか、その場に行ってみるとなかなか費用対効果の想像がつきません。
パパイヤの日本食材は、当然運賃コストが含まれますので高いものは日本の4-5倍にはなります。
ドレッシング1本が、ワルンで食事をすれば2食分くらいになったりするので、外食のほうが
安いという結果になります。
あるご老人は環境が好きで住んでいるものの、日本食しか食べられない方がいらして
一人で月間7万円はかかるという話も聞きました。ご参考まで、現地バリ人の食費は、
日常の軽食で1食50円程度とした場合、3食30日単純計算で月間4500円。
日本人の食費は一人当たり月間2~3万で十分足りるとした場合、日本食だけでは
エンゲル係数がどれほど高くなってしまうか、見てのとおりというわけです。
まあ、人それぞれの価値観ですから、どこにお金をかけるかは個人の勝手というものですね。
今回は、初の日本食材購入で、レトルト食品、加工食品、調味料など、とりあえず感どころで
揃えてみましたがこれも何度かトライ&エラーを繰り返さないと要領を得ないかも知れません。
BUMBU を 揃える [life style]
お手伝いさん、という他人が家に入ることに慣れていない私たちには、まずそこから
勉強が始まるのです。 最低限のインドネシア語を操り、バリ人のメンタリティーを理解し
使用人を使いこなすコツを身につけなければ、聞いたような楽な生活は手に入りません。
現状では、週2回の室内の掃除と、毎朝の庭掃除に来てもらって月に7000円程度を
お支払いしています。 レンタル・ハウスのオーナーがやってくださるので、
オーナー自身の持ちモノですから丁寧に扱うし、仕事もとてもキチンとしています。
物がなくなったり仕事を怠けたり、という心配は全くありませんが、やはりその時間は
拘束されるし、少しばかり気を使います。もし毎日来てもらっても…。 ということです。
聞くところによると、ロングステイの先輩方は住み込みのお手伝いに月7~8000円、
同じく住み込みの庭師兼ドライバーには月14~15000円支払っているとのこと。
家事・雑事は全てそれでカバーできているとのことでした。
食事の仕込みも当然で、味付けだけは日本人好みに奥様がご自分でなさっていると…。
まだまだその段階にいくまでは時間がかかりそうです。前の記事でかいた「便利な日本」
の10項目が「無い」分、家事については現状では全て私の労働となっています。
洗濯物干し、3度3度の食器洗い。特に食事は全て材料の仕込みからなので結構面倒。
また「水の問題」があるので食材を水道水で洗った後、飲料用のアクアで洗いなおす
という二度手間もあります。その都度では面倒なので、まとめて野菜の仕込みをします。
漬物や惣菜がないので「ピックルス」をつけたり、ストック用の食べ物を作ったり。
まあ、仕事をしていない今だから出来ることなのですが、東京にいた時の10倍の家事を
やっている感じです。 のんびりしたり、遊びや勉強に熱中するどころではありません。
このままでは何のために来たの??? ということになってしまうので、何か工夫を
しなければ、ということで知恵を絞っているところです。
全て外食、家でカップラーメンなら楽でしょうけど。…美味しいものを食べたいという
食欲が怠け心に勝ってしまい、料理の苦手な私でも、ついつい手間をかけてしまいますね。
Gado-Gadoソースの素 (BUMBU) は市販されていることを知り、さっそく入手しました。
便利の追及と、現地の人への仕事の提供、両方兼ねて、いずれは更にバリ人の手を
借りることになるのでしょうか。。。
便利と、不便の間に。。。 [life style]
ガルンガンも落ち着いたところで、生活日記に戻ります。ちょっと教訓的になるかな?
…バリ島に住み始めてまだ1カ月半ですが、もう3ヶ月くらいたったような気分も。
今じわじわと、日本の生活との違いを現実的な、実務的な面で色々感じ始めています。
最初のうちは、物珍しさとか新鮮さとかで「苦労」と感じることもなく「面白い」という
感覚でとらえているのですが、次第に「ちょっと待てよ」という感覚が生じてきます。
まず、日本で当たり前に便利だったこと、今の私のバリ生活には存在しいないものとは・・・
1.全自動洗濯機
2.全自動食洗機
3.オートマ自動車
4.超速ブロードバンドの通信環境
5.スーパーの出来和え惣菜
6.食品メーカーが競って開発した調味料の数々
7.小腹がすいた時に食べる食品の数々
8.数え切れないほど豊富な種類のスイーツ(ダイエット機能あり)
9.ネット通販でなんでも買えてしまう販売システム
10.時間に正確で迅速な宅配システム
等々、まだまだ挙げればげればきりがないけど、この程度にしておきましょうか。
まあ、こういうことを求めるならば日本で暮らすのが一番ですよね。
バリ島にこういうものを求める気は当然全くありませんでしたよ。
しかし想像できていなかったことは、日本の生活に慣れてきた自分が、その便利な
システムに代わって、その分自身の手足を使って生きること、その労力の大きさです。
夫は、出発前に口癖のように、バリに行けば全て現地のお手伝いさんがやってくれるから
楽になるよ、と言っていたものです。…いやいや、それは…。
女性として現実を想像するに、そう甘くはないと予感はしてました。
が。…現実はその予感を遥かに上回るものだったのです。
乾季って、寒季? [life style]
バリ島というところは、常夏の島だと思っていました。 だから、夏支度しかして来ませんでした。
半袖、ノースリーブ、タンクトップ、レギンス、ショートパンツにハーフパンツ、せいぜい長くて
七分丈のパンツ、といった感じです。
確かに、トロピカル・フルーツが豊富に並び、どう見ても夏の景色なんですよ。
ところがところが…日中の晴れ間は確かに常夏の様相だけど、朝晩や曇りの日は、寒っぶい!
のであります。長袖、長ズボン、毛布が欲しいくらい。手持ちがないので買いに出ました。
聞くところによると、バリの乾季は寒いのだそうです。 これから段々寒さを増すのだとか!?
ええ?そうなの? 知らなかった~~~。 いや、ウブドは山だから余計に寒いみたいですけど。
都市部のKUTAとは気温が2-3度違うようだし、さらに同じウブドでももっと山奥に住んで
いる人たちは、毛布2枚に肌掛け2枚、家の中ではモモヒキをはいて生活してると言うでは
あ~りませんか。
東京では今日、気温が35度に達したと聞きました。節電対策の中、どうやって乗り切るのか
本当に深刻な問題だと思います。どうかどうか、皆様。熱中症に気をつけて、お体大切にして
下さいませよーーーーー。
レンタカー試運転 [life style]
こちらに来て、間もなく1カ月になろうとしています。まだまだ名所巡りに出る余裕はありません。
周辺の暮らし方マスターが、何よりも優先事項。
買い物やインドネシア語教室など自転車で移動していましたが、なんせ山ですから坂道が多くて
とてもとても体力・筋力が追いつきません。さらに強い紫外線を浴びてマル焦げ(言い過ぎ?)に
なるのも困りもの。
週に1回、まとめ買いの買い物に大型スーパーに行く時は、荷物もあるのでタクシー(白タク)を
頼みますが、買い物往復で10万ルピア(1000円くらい)で、毎週その出費も不経済。
足がなければ暮らせないウブド。ちょっとした用にもドライバー無しには、まさに足かせとなるのです。
そこで一大決心。滞在期間5カ月フルでレンタカーを借りることにしました。
月間1万8千円程ですが、週1回の近所の買い物と、週2回の学校、月1回の遠出の買出し、
その他の用事を考えればドライバーの時間拘束を気にすることもないし、動きたい時に自由に動ける
のでかえって安上がりという結論に達しました。
調達した車はスズキのマニュアル車です。ウブドでは坂道が多いためオートマではエンジンを
浪費するし、故障もしやすいので好まれないとのこと。
しかし…マニュアルは幾久しく乗っていません。20代のころ乗り回していたのはマニュアルでしたから
慣れれば感覚は取り戻せると思うけど…。 ともあれ生活がかかっています。まずは練習です。
エンジンをかけると、ブルルルルン!!! クラッチを入れてアクセルを吹かす。
ガガガガガ…ぶわ~ん、ぶわ~ん …なんとも、懐かしいというか牧歌的?な音です。
坂が多いので、坂道発進に直面したら。。。そこでエンストしたら、どうしよう??? と不安ながら
なんとか周辺を1周して無事に戻ってきました。
日用品あれこれ [life style]
こうしてブログを書いていると、風光明媚な名所巡り、ゴージャスなSPA情報といった旅行ブログとは全く違う「生活ブログ」の様相を呈してきました。ロングステイとは、生活そのもの。日常そのものなのだということを実感します。
身の回りの物を少しずつ整えておりますが、インドネシアの品物と言ったら、まあその…「粗悪」と言っては失礼ですけど、どう遠慮してして言ってみても、やっぱり「粗悪」です。例えば近くのウブド市内のスーパーで手に入る延長コードなんぞは、100円もしないノンブランドなので「それなり」と言えばそれなりですが、購入後2-3日でもう壊れる。コンセントの口が3-4個あってもそのうち1-2個は使えない、ということが「普通」なんだそうです。
それから、今日びっくりしたことをもう一つ。お徳用の洗濯洗剤があって買ってみたら、なんと中身が「味噌???」という感じの練り状で、計量カップもないし、どれくらいの分量をどんなふうに使うのかもわかりません。…もう考えるのも面倒になって、適当に手づかみして、水で溶かしながら入れてみました。失敗したら次の方法を考えればいいか。
…まあ、すべてこんな調子です。日本の便利さと品質を基準に考えたら毎日毎日、頭にきちゃって身が持たないから「ま、いいか」が口癖になり、もう本当にテキト~~~。いい加減は良い加減。なんて…性格が変わってしまいそう。
無計画停電 [life style]
ウブドに来て2週間の間に、停電が2度ありました。1回目は日中で、家の掃除機や洗濯機を使おうとして使えなくなり、電気を使わずにできることを先にやることにしました。何度かついたり消えたりを繰り返したので、洗濯機のスイッチを入れるのを迷いました。洗濯の途中で電気が消えたら衣類が水につかりっ放しになって色か落ちたりするからです。2-3時間して回復し、今度こそと電源を入れて、無事に洗濯を終了することが出来ました。
2回目の停電は夜7時頃、テレビ・パソコンをつけて家計簿をつけようとレシートを広げ、Excelを立ち上げている時。何の予告も予兆もなく、いきなりブチン!と電気が落ち真っ暗闇になりました。周囲はジャングルですし、ご近所の家々も当然同じ停電です。
蝋燭も、出国前に通販で調達した「手まわし充電ランタン」も、船便で送ったのですがまだ届きません。一瞬、どうしようか知恵が回らず。…そうだ、こういう時こそ携帯電話の明かりが使える!それからパソコンの充電池を接続し再度立ち上げ、パソコンの画面の明かりで過ごしました。
これから夕飯の支度だったので困りましたが、幸いガスはプロパンなので電気と関係なく使えました。冷蔵庫の残り物のチャーハンや食材を炒めて食べることにしました。下の写真は、真っ暗やみのキッチンで高感度モード撮影したものです。ガスの火だけが強い光を放っているでしょう?
日本では「計画停電」の実施で一時期大変でしたね。こんなところで忍耐の日本の生活を共有する気持ちになったりして。…しかし余談ですがインドネシアの普段の照明は、商業施設でも個人の家でも日本の節電時よりずっとずっと暗いです。「常時節電モード」というか、日本のような明るい照明は存在しないと言ったほうがいいかも。
Webで合法の無料TVとは? [life style]
それは「KeyHoleTV」のことです。画面はわずか5-6センチ四方の小さいもので非常に粗いです。表示はブチブチ切れるし、固まるし、粗悪としか言いようがありません(通信速度をあげれば解決するのかも)…が、音声はちゃんと届きます。NHK始め民放TV各社、全国のローカルTV(すべて網羅ではないみたい)、ラジオ局の放送もオンタイムで放送・放映されています。メニューから番組を選び、ダブルクリックすると画面が開きます。
ダウンロードだけでなく、著作権の所有者からパスワード管理の上、オリジナル番組のアップロードもできるようになっているようです。「合法」という所以は、2011年7月アナログ放送終了とデジタルへの移行に際し、緊急地震速報などの重要情報をキャッチできないリスクに対処する方法として「総務省」が開発したものだということです。著作権に関していろいろ未解決の問題もあるようですが、公開されている番組を一般ユーザーが視聴する分には問題なさそうですよ。
TV環境を考える [life style]
TVがNHKしか見られないのは予想以上に不全感があります。しかも、日本のNHKとはプログラムが違うみたいですね。海外から視聴するには著作権の問題があって放映できないものが多々あるようです。この暮らしで東京のようなTV依存生活をしたいとは思いませんが、やはり情報不足というか、情報が偏るというか。。。まあ、次第に慣れるのかも知れませんが。
こうしている間にも日本では深刻な状況が続いており、刻々と変わる社会状況をキャッチするにも、どうも遅れを取る気がしてなりません。自分が今何をすべきか?ということを考えるにも、どこかに「ズレ」が生じるのではないかという不安を感じてしまいます。これって貧乏性というやつ?
ここの生活がまだ準備段階で落ち着かないためか、じっくりNHKニュースを見て考える余裕がないのですが、細切れにニュースが聞こえ、「静岡のお茶にも放射性物質」「プルトニウムの検出も」「菅総理に不信任案」等々、耳に入ってきます。民放がどんな取材・報道をしているのか、どんな人たちがどんな活動をしているのか、やはりとてもとても気になります。
お金を払えば民放を視る方法もあるのはわかっています。でも、そこまでするのか?という話です。だめもとでWeb検索をいろいろ試みました。そしてなんと、無料であらゆる民放のTV番組とラジオ番組を視聴できる合法サービスを発見してしまいました。(正確には夫が、ですが)詳細は次の記事でご紹介します。
実は、諦めていた「JIN-仁-完結編」も視聴することができたんです!
Speedy に接続! [life style]
とりあえずの処置とは言え、アナログ通信ではさすがにかったるい。ブログのアップロードを待つ間にトイレに行こうとか、シャワーを浴びてしまおうとか、そんな調子なんです。
そこで、地元の若者でITに多少は詳しいというMarta君に相談して、Speedyという電話回線を導入することになり、地元の電話会社(Plasa Telkom Indonesia)に案内してもらいました。
月々2600円程度で使い放題、速度は512MB。日本で利用していたブロードバンドに比較すれば10分の1以下ですが、笑っちゃうようなアナログ回線の10倍の速さです。動画再生はきつそうですが、画像はやり取りできそう。値段と速度のメニューはピン切り5-6種類の中から、まあ個人利用としては中間レベルというところでしょうか。
次に、現地携帯の入手。日本の携帯で現地のやり取りをすると日本の会社を経由して話すことになるので、つまりインドネシア⇒日本⇒インドネシアの往復で、海外通信料が発信者・受信者の双方にかかってきます。現地では現地携帯同志で通話するほうが格段割安になるので実行しない手はありません。
ネット環境、四苦八苦 [life style]
月末の銀行業務が迫ってきました。ネットバンキングで楽勝と思いきや、いきなり挫折。日本で散々やっているから慣れたもんだと思っていたのに、海外からアクセスすると予想外のトラブルが続発です。日本では聞かれない番号を聞かれて、間違った番号を入力して画面がロックされて、振込時の乱数表を忘れてきたことに気づき、カスタマ‐サポートに電話して、あげくに目的は達せられず国内の親戚に用事をお願いしたりして・・・いやはや、ひと騒動でした。
更にインターネットの接続にも一苦労。通信環境が整っていないため当面の処置として、なんとアナログ回線を準備してきました。「56kb」という響き、覚えていますか? 1995年頃に「ニフティサーブ」なんてあったころの通信ですよ。電話回線を使ったまさに時代逆行の通信手段です。接続するとピ~ひょろ、ピーひょろ、音がするやつ。それで凌いだのです!
いえいえ、バリ島がそんなに遅れているという話ではないですよ。ウブド市街ならFree WiFiの店はたくさんあります。我が家は市街の外れにあるので電波状況が悪くて、その対策をどうするかが大きな課題となっていました。その課題が解決するまでは、Free Wifi のカフェに行ってブログ更新をしていたのでした! 下の写真はその1コマです。