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マジャパイト秘話 [history]

バリ島暮らし大ベテランの友人が遊びに来てくれました。
私たちの「新入りバリ生活」が2カ月経過して、気になっていることをアレコレ話題にしていると
昼過ぎから気づけば夜の9時。半日以上、語り合っていたことになります。

バリ島の歴史、 バリ人の起源、 ルーツ について話題が及んだ時、その神秘で魅力的な
謎解きの虜になっている私たちでした。この分野の研究家はかなり多いし、一度足を踏み入れたら
深みにはまってしまうのは想像がつきます。

まずはその歴史を抑えたいところですが、単純に年表にまとめて眺めるというわけにはいかず
理解するには少々の時間と勉強を積み上げる必要がありそうです。

      058. ヒンドゥーの家.JPG

取り急ぎ入門編的に、ざっくりと乱暴に概観に触れてみると、こんな感じでしょうか。

1.人類起源は 「ジャワ原人」
2.文明の起源は 「インド文化圏」 の影響下にあった。
3.7世紀頃までは、いくつかの遺跡や古代王国の跡が見られるが史実として明確ではない。

4.8世紀頃から 「ジャワ史」 が残され、仏教信仰のジャワ王朝が何代か続いた。
5. ヒンドゥーの進出 によって中部ジャワが統合され、東部ジャワ、スマトラ島、バリ島にも拡大。

6.10世紀頃、ジャワ王国 の一部としてバリ島も組み込まれる。
  (このころ、バリ島の土着のアニミズム信仰とヒンドゥーが融合していく)

7.12世紀、 「マハーバーラタ」 のジャワ語訳がジャワ文化の基盤となる。
8.ジャワ王国代々王朝の覇権争いの後、「マジャパイト王朝」 出現により法典、文学、芸術が整備される。
  (この時代にガムラン、ワヤンなどの芸術の基礎が築かれた)

9.15~16世紀、ジャワ島のイスラム教への改宗 により、ヒンドゥー崇拝のマジャパイト王朝の
  末裔はバリに落ち延び 「ゲルゲル王国」 を建国。ヒンドゥー文化はバリ島で温存されバリ島独自の
  文化として開花していく。


その後、オランダの支配日本軍の占領 という経験を経て現代へ続く、と・・・。

本当に乱暴なまとめ方ですが、こうしてみるだけでも、次に知りたくなるのが 「マジャパイト王朝」
ことなんですよ。友人に、マジャパイト遺跡の博物館とかあるのか聞いてみたら
そんなものはない、というではありませんか。そのためには遺跡の発掘からやらないといけないそうで。

ありゃま。 まだ発掘されていないの??? ・・・続きはまた後日。


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