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下流の宴 [drama]

NHKドラマ「下流の宴」を見ています。 面白いです。 今日の名ゼリフは…

「由美ちゃん、今日は会えてよかった。
 君はあの時と全く変わっていないということがわかったよ。」

「え? どういう意味?」

「あのときの自分が蘇ったんだ。上から見下ろされた人間にしか分からない気持ちだよ。
 君の、あのときの一言が俺を東大に行かせたんだ。」

そして、カリスマ受験の神様・島田氏は、少年時代の思い人である由美から依頼された息子の
面倒ではなく、由美の敵、息子の恋人(飲み屋の娘で下流の人間と決めつけている)からの
願いを受け入れ、受験指導をすることを決めた…。

恋人の母親から生まれも育ちも違うと見下されたフリーターの女の子が、自分のプライドを
かけて医大を受験する… なんて、突拍子もない展開!ではあるけれど、面白い展開です。

このドラマは、「バブル時代」に華やかな青春を生きていた母親が、「下流時代の日本」に
生まれ育った子供世代の価値観を理解できない「世代間ギャップ」を描いているだけでなく、
人間のプライドや、ブランド志向の滑稽さ、正社員・派遣の明暗、男性・女性の思考のあり様
いろいろなものを描いていて実に面白い。

日本に思いをはせる入り口でもあり、かつての職場の仲間たちが今この瞬間も
今日の日本社会のまっただ中で、就業支援に頑張っていることを思い出すドラマでもある。
きっと、東京の仲間たちが同じドラマを見ては次の日話題にしているに違いない。


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