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森はいのち。命の森。 [action]

瓦礫の問題について考えると、本当に悩ましい思いに胸が苦しくなります。

そんな中、文句なしに「希望の光」と思えたこと、それが「命を守る森」の発想です。

生態学者で、横浜国立大学名誉教授、そして地球環境戦略研究機関国際生態学センター長

でもある宮脇昭氏は現在80歳を超える高齢ですが、長年の「森づくり」の研究と実践を通し

この東日本巨大地震の津波対策として、瓦礫を活用した森の防波堤作りを提唱していることは

何度も報道されていますので、ご存じの方も多いと思います。


しかし、この提唱も様々な国の規制によって簡単には実行に移せなかったらしく

最近、やっと「実験ならば許可する」という運びになったということで、市民も参加して

瓦礫を集め、山を作り、植林する姿には、魂が目覚める程の感動がわきました。

政治よりもよっぽど早いではないの。個人の力の方が偉大だな、と痛感した次第です。


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Clean Up Bali ! [action]

Bali日本人会によるエコ活動、Clean Up Bali に参加しました。
今回の活動場所は サヌール海岸 です。

      034. 海岸.JPG

      034. 集合.JPG

陽射しが和らぐ夕方4時から開始です。3時半ごろからボツボツ人が集まってきました。
集合するにも、作業開始するにも、全てがゆっくり、ゆっくりです。Bali時間です。
分刻みで仕事をしていた日本の生活からは考えられない時間の流れ。。。

作業現場は結構ゴツゴツした岩の集積があり、うっかり転ぶと大怪我しそうなので
注意深く足を進めながら、ゴミを拾いました。意外に筋肉運動で、翌日は筋肉痛が残るほど。
1人当たりビニール袋を2つ、ゴミが満杯になったら終了です。

1時間足らずで袋が満杯になりました。ほとんどがプラスチックごみ。
食べ物のトレー、飲料カップ、ビニール袋、発砲スチロールの箱の残骸などです。
旅行者が捨てていくものだけでなく、地元住民も意外にごみに対して無頓着。
もともとは、バナナの皮で包んでいた食べ物を食べた後、バナナの皮をそのまま捨てても、ゴミは
自然に帰ったのです、昔なら…。それがプラスチックに代わっても行動は同じ、というわけです。

Clean Up Bali ではゴミ拾いの後、子供たちを集めて 「エコ・カルタ 遊び」 をします。
遊びを通じてゴミ問題について意識を持てるようにと、啓蒙活動も行っています。

      034. エコカルタ.JPG

「ゴミ拾い」 というシンプルな活動、実は初めての体験でした。
そして、ゴミを一つ一つ拾う時の気持ち に気づきました。子供の頃にこんな活動をした子供は
大人になっても、ゴミを捨てないだろうなと思いました。ゴミを捨てるその度に、ゴミ拾いの
瞬間の気持ちを思い出すからです。

集められたゴミは、ゴミ捨て場所に運ばれますが、そこから先は残念ながら可燃も不燃も区別なく
結局放置されるそうです。公的なゴミ処理施設がないためで、それはもう国の仕事の領域なので
手が出せません。 観光の島バリなんですから、インドネシアの力を入れて欲しいところです。

ちなみに今回の参加者は50人くらいでした。マングローブのゴミ拾いの時は街ぐるみで
600人が参加したこともあるそうです。圧巻ですね。


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