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猿の論理? [spirit]

尼崎の事件で、何ゆえに家族同士が傷つけあったり出来るのか?
にフォーカスして、ある番組で有識者たちが語っていました。

飴と鞭の繰り返しで徐々に心を支配され「奴隷の幸福」を感じるようになっていく
…この「支配と服従」の罠にはまってしまうのは、決して心の弱い人間や
頭の弱い人間ではない、と。罠にはまるのが「人間」なのだそうです。

ある実験で、教師役と生徒役の二人に「問題が解けなければ罰として電流を流す」
という試みを行ったところ、「罰を与えよ」という指示に対し、電流に叫び声をあげる
生徒に対し「これ以上は出来ない」と言いつつも、電流を450ボルトまで上げた
先生役の被験者は、なんと65%になったそうです。
(ちなみに実験では電流は流れておらず、生徒役の叫びは芝居でした)

心が支配され「支配への恐怖」と「奴隷の幸福」に向かっていく構図は、
学校におきている「イジメ」、カルト教団「オーム」、赤軍派の「リンチ事件」
ヒットラーの「ゲシュタポ」、世界中で起こった「戦争」も全て共通するそうです。

閉じられた世界である「家族」や「組織」において、その中だけのルールができ
そのルールに従うことが「正しい」、「従わない悪」を罰することは「正義」
となってしまう罠が存在し、罰する側に立つと優越感や安心感まで芽生えいていくと。
。。
寄らば大樹の陰」という心理も実はその狂気をはらんでいる。…怖い話ですね。

人間と猿の違いは「知性」があるかどうかの一点だとすれば、
人間は「猿の論理」を全く超えていないに等しい、と語る人もいました。
いえ、もしかしてそれは猿に対して失礼かも知れません。
猿の世界には、人間ほどに恐ろしい、家族が殺しあうような戦争のような
「支配と服従」なんて存在しないのでは??? 

   P1000048.JPG

人間ならではの「魔性」と言ってもいいかも知れません。
それは事件だけではない、日常の社会や世間にも見え隠れします。
事件と日常の中の「イジメ」をつなげて考えるのは少々飛躍にも思えますが
猿知恵」どころか、猿には思いもつかない「悪知恵」ですよね。


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