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ご明察! [drama]

文庫本で読んでいた「天地明察」がなかなか面白くて
これは映画化されないかな~と思っていたところ、
ロードショウ公開!」なんてお知らせがテレビに出てきたので、
あまりのタイミングでびっくりでした。

もともとコミックだったことも知らずに読んでいたので
若いファン層がいたことも、今頃になって知った次第。
ともあれ、公開日の翌日には映画館に足を運んだのでした。

本で読むのとは違って映画もなかなか良かったです。
かつて味わったTVドラマの「JIN」(これもコミックでしたが)
を見た時のような感動が再び湧いてきました。

本で読んだ方が歴史や人物、心象風景の描写も詳細で、これまた
映画では味わえない楽しみ方がありますけど。
(映画を見た後に本を読んでも、二重三重に楽しめます)

   日時計.jpg

話は飛びますが、最近の日本アニメが世界中の若者に与えている
影響の大きさには本当に目を見張るものがありますよね。
フランスのJAPANアニメEXPOも凄かったけど
ブラジル? メキシコ? アルゼンチンだったかな?
アニメ声優と実際に会えたと言って「生まれて一番幸せ」と言って
涙する人もけっこういて、更にまた凄いものだと驚きました。

日本のアニメやコミックの魅力って、実に複雑で奥深い人間の姿や
等身大の若者の苦しみ、もがき、成長が描かれていることなんですね。
単純な勧善懲悪ものと違って、確かに、とてもヒューマンな世界観を感じます。

…なんか話が脱線してますが。(そんなことない?)

人の心が見失われる時代にあって、日本のアニメは今や
世界中の若者の心に「こころの苗」を植えるだけの力を持っている。
そこまで高い完成度を育て上げてきたのだという思いにいたりました。

天と地の間で、星の位置を観測し正しい暦を知ることが「ご明察」ならば
「人間」を描く日本アニメの観察眼と表現力もまた、「ご明察!」

なのではないでしょうか。


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