ARE YOU HAPPY ? [japan]
昨日のニュースで「幸福度調査」の結果が伝えられていました。
国民総幸福量、GNH「Gross National Happiness」と呼ばれるもの測定ですね。
その結果、日本各県の幸福度ナンバー1:福井県、2:富山県、3:石川県とつづき
東京はナンバー38 …最下位は大阪府、という具合でした。
でも、そのニュースに私の中では大きな違和感が・・・。何がって、その指標が「的外れ」
に思えたからです。つまり、 「失業率」 「持家率」 「平均寿命」 の比較だというのです。
確かにどれも大切だけど、ほんとうにそれだけで国民の幸福度が測れるの???…と。
すぐさま比較したくなったのは、ブータン王国で行われた幸福度調査のことです。
ブータンでは国民の95%が幸福だと感じていて、その指標は・・・
Wikiを見ると GNHとは「金銭的・物質的豊かさを目指すのではなく、精神的な豊かさ
を目指すもの」で、1.心理的幸福、2.健康、3.教育、4.文化、5.環境、6.コミュニティー、
7.良い統治、8.生活水準、9.自分の時間の使い方 の9つの構成要素がある。
…と書かれています。さらに
「GDPで計測できない項目の代表例として、心理的幸福が挙げられる。この場合は
正・負の感情(正の感情が 1.寛容、2.満足、3.慈愛、 負の感情が 1.怒り、2.不満、3.嫉妬)
を心に抱いた頻度を地域別に聞き、国民の感情を示す地図を作るという。」
…とありました。すいぶん視点が違うなあ、と思いません???
日本における幸福度の指標、まだ試験的な取り組みとはいえ、目に見える測りやすいもの
しか見ていない、と思えてなりません。というか「幸福度」の意味、理解できているのかな。
そういえば、バリ島で仲良くしていた近所の青年が「世界で一番ここが幸せだ」と
話していましたね。彼は仕事も、お金も、家がなくても、幸せだと言うんですよ。
確かに「心が満たされて」いるんだなあってことが伝わってきました。
もちろん、バリと日本では環境も価値観も違うと思うので、同列で比較するわけにはいきません。
・・・が、この違いって、何なのか。ちゃんと考えて理解する必要がありそうです。
コメント 0