SSブログ

ガネーシャ [history]

ゴアガジャとは「像の洞窟」。11世紀頃の遺跡で、マジャパイト王朝以前のものだそうです。
バリ島には像はいないのに「像の洞窟」。これも謎だそうですが、インド由来なのでしょうか。

その時代は、ヒンドゥー以前のアニミズム信仰と、インド仏教の影響が混在した状態だったのかも。
ヒンドゥーが形をなしていったのは、ヒンドゥーによって栄えたマジャパイト王朝以降ですから
洞窟そのものと、その名称、中に祭られている神々との間には、時代の変遷があるのかもしれません。

      097. GoaGaja-7.JPG

洞窟の中に入ると、左側に「ガネーシャ」、右側に3つのリンガ像(男根…何故?)が祭られており、
この3体はヒンズー教の3大神シヴァ、ヴィシュヌ、ブラフマを表すとのこと。
ちょうど私が洞窟の中に入った時、バリ人がお供えと祈りをガネーシャに捧げていました。

      098. linga.JPG

      098. ganesha-1.jpg

「ガネーシャ」と聞くと、TVドラマ化された「夢をかなえる像」に出てきた古田新太が演じた
ガネーシャを思い出してしまって、サラリーマンが自己啓発の啓示をガネーシャから受けて成長していく
…なんていう、どうも漫画チックというか、コメディなイメージが湧いてしまいますが…(笑)

顔が像で人間の姿をしている神。シヴァ神の子供で、富と繁栄、智恵と学問を司るとWIKIにあります。
ガネーシャの石像や絵画などは現在のバリ島でも、あちこちでよく見かける人気の高い神様のようです。
下の絵は、ご近所のヨガ道場に飾られていたガネーシャ。

          098. ganesha-2.JPG

ゴアガジャに来て、いろいろ興味がわき調べてみました。まずはヒンドゥーの3大神のこと。
シヴァ(破壊)、ヴィシュヌ(維持)、ブラフマ(創造)。…シヴァはブラフマの子(らしい)。
ガネーシャはシヴァの子(長男)、リンガ崇拝は豊穣祈願のため、古くから信仰の対象であった。
また、生命誕生の根源として崇拝された、とのこと。

ヒンドゥー神話の世界に、ちょっと片足つっこんでしまいました。これは物語の始まりです。


nice!(5)  コメント(4)  トラックバック(1) 
共通テーマ:旅行

nice! 5

コメント 4

niki

インドネシアはムスリムが多いのに、バリはヒンドゥなんですよね。
ガネーシャがいると、インドというイメージが強いですね( ´艸`)
by niki (2011-09-02 13:16) 

elzawild

本当に、バリはインドネシアの中でも独特です。
ヒンドゥーなのに、仏陀大好きな人も多いですよ。
by elzawild (2011-09-02 19:45) 

OJJ

ゴアガジャの洞窟、思い出しました~
by OJJ (2011-09-17 15:44) 

elzawild

ウブドに来たら、ここは行かなきゃですよね。
OJJさん、コメントありがとうございます!
by elzawild (2011-09-17 21:16) 

コメントを書く

お名前:
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

トラックバック 1

ゴア・ガジャゴアガジャの御神木 ブログトップ

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。