ガネーシャ [history]
ゴアガジャとは「像の洞窟」。11世紀頃の遺跡で、マジャパイト王朝以前のものだそうです。
バリ島には像はいないのに「像の洞窟」。これも謎だそうですが、インド由来なのでしょうか。
その時代は、ヒンドゥー以前のアニミズム信仰と、インド仏教の影響が混在した状態だったのかも。
ヒンドゥーが形をなしていったのは、ヒンドゥーによって栄えたマジャパイト王朝以降ですから
洞窟そのものと、その名称、中に祭られている神々との間には、時代の変遷があるのかもしれません。
洞窟の中に入ると、左側に「ガネーシャ」、右側に3つのリンガ像(男根…何故?)が祭られており、
この3体はヒンズー教の3大神シヴァ、ヴィシュヌ、ブラフマを表すとのこと。
ちょうど私が洞窟の中に入った時、バリ人がお供えと祈りをガネーシャに捧げていました。
「ガネーシャ」と聞くと、TVドラマ化された「夢をかなえる像」に出てきた古田新太が演じた
ガネーシャを思い出してしまって、サラリーマンが自己啓発の啓示をガネーシャから受けて成長していく
…なんていう、どうも漫画チックというか、コメディなイメージが湧いてしまいますが…(笑)
顔が像で人間の姿をしている神。シヴァ神の子供で、富と繁栄、智恵と学問を司るとWIKIにあります。
ガネーシャの石像や絵画などは現在のバリ島でも、あちこちでよく見かける人気の高い神様のようです。
下の絵は、ご近所のヨガ道場に飾られていたガネーシャ。
ゴアガジャに来て、いろいろ興味がわき調べてみました。まずはヒンドゥーの3大神のこと。
シヴァ(破壊)、ヴィシュヌ(維持)、ブラフマ(創造)。…シヴァはブラフマの子(らしい)。
ガネーシャはシヴァの子(長男)、リンガ崇拝は豊穣祈願のため、古くから信仰の対象であった。
また、生命誕生の根源として崇拝された、とのこと。
ヒンドゥー神話の世界に、ちょっと片足つっこんでしまいました。これは物語の始まりです。
インドネシアはムスリムが多いのに、バリはヒンドゥなんですよね。
ガネーシャがいると、インドというイメージが強いですね( ´艸`)
by niki (2011-09-02 13:16)
本当に、バリはインドネシアの中でも独特です。
ヒンドゥーなのに、仏陀大好きな人も多いですよ。
by elzawild (2011-09-02 19:45)
ゴアガジャの洞窟、思い出しました~
by OJJ (2011-09-17 15:44)
ウブドに来たら、ここは行かなきゃですよね。
OJJさん、コメントありがとうございます!
by elzawild (2011-09-17 21:16)