Cityなわっしょい [japan]
先週土曜日、めったに行かない代官山に用事があって出かけました。
駅に到着したら街が夕景から夜景に代わるトワイライトな空気感。
お洒落な街に、昔ながらの日本の風景が音を立てて移動しています。
「わっしょい、わっしょい」
「わっしょい、わっしょい」
面白き風景。地元商店主が中心となって担いでいる神輿でしょう。
なんとなく垢ぬけた都会的な顔立ちの男女が、泥臭い空気をまとって
神輿を担ぐその姿。。。代官山もやはり、ここは日本ですね。
しかし同時に、UBUDでよく見てきた祭りの光景が蘇ります。
祭りに集う人々の心には、同じ匂いを感じます。祭りは、
単にエンタテイメントであるだけでなく、街の人々の繋がりを保ち
「絆」を強くしていくBALI社会のネットワーク基盤でもあります。
「故郷」への愛着を育くみ、心のよりどころとなり、街中で
人々が助け合ったり、声をかけあったりするコミュニティの姿が
祭りから生まれて、祭りに集結されていく。。。
日本も古来からそうだったんだなあ、とあらためて思い起こします。
東北の震災の時に即時活動した人たちも、祭りで繋がっていた人々だったと
遠野~釜石の旅路で地元ガイドさんから聞いたことも思い出します。
BALI人たちは、祭りを盛り上げるために生き働き、祭りに
全財産を捧げてしまうほど祭りを大切にします。
日本ではそこまで入れ込む人はないかもしれませんが、祭りの季節に
「わっしょい、わっしょい」神輿を担いで汗まみれになる時、
無意識の底におかれていた「日本人の魂」「日本人のつながり」に
ふつふつと目覚めるような感覚で満たされるのではないかしら。。。
私自身は「神輿を担ぐ」という機会に出会ったことがないので
(一応日本人ですけど)祭りをいつも見物するだけの外国人と同じですが
祭りを、こんな思いで観察するようになったのはBALIを知ってから
なのですよね。。。
BALI人にとって全ては祭のためにある、というような感じなのでしょうか?
以前BALIを訪問した時、車の中から祭をかすめ通った事がありますが、いつかじっくり見学してみたいです♪
by またじ (2013-09-17 07:41)
まさに!そういう感じです。
あれはなかなか真似できるものではないですね。信仰心故なのでしょうか。
何故そこまでして?ってバリ人に聞いてみたら、自然とともに生きられることを
神様に感謝したいからだって、真面目に答えてくれましたよ。
は、はあ---。そうなんだ〜って、ため息がでましたけど。
by elzawild (2013-09-19 22:36)