SSブログ

ブンクス [shop]

「ブンクス(BUNGKUS)」 というのは、 「包む」 という意味なんですが
「持って帰るから包んで」と言いたい時、この一言で済んでしまいます。つまり和製英語の
「テイクアウト」と同じ意味になります。(正しい英語はテイクアウェイなんですって)

自宅からウブド市街へ車を走らせ、裏道を通った時にある店を見つけました。
たぶん短期の旅行者は殆ど来ない場所で、地元の人しか通らないような「こんな通りに?」
というような裏道の、けっこう小洒落たプチ・レストラン (WARUNG SOPA)

      079. SOPA1.JPG

ちょっと覗いてみたら「惣菜」が売られていたのです。普段はちょっと見かけないような
ラタ・トゥイユ、カレーサラダ、ポテトサラダ、テンペの甘辛炒めなどがあって予定外でしたが、
ついつい 「ブンクス!」 と言って買ってしまいました。

      079. SOPA2.JPG

店の作りがどう見ても外国仕様なので、オーナーは?と聞いてみると日本人だそうです。
店内には現地の人たちが生き生きと働いていました。

ウブドには、古くからの日本人経営のレストランや店舗が結構ありますが、こうして新しい
感覚で店舗を構える日本人も徐々に増えているようです。そのことを現地の人がどう思っているか
聞いてみたことがあるんですが、歓迎ムードが強いんですよ。

社交辞令とかではなくてね、「仕事」が提供されることがまず第一。その上真面目でキチンと
している日本人はインドネシア語も一生懸命勉強し、現地の人に馴染もうとする態度も健気に
映っているようです。(欧米人は、当たり前のような顔で英語で通す人がけっこういるとか…)

また、同じインドネシアでも、バリ島だけが 「ヒンズー」国内10% の人口割合の中、
ジャワ方面から出稼ぎのイスラム教徒が増加して押され気味になるよりも、友好的な外国人と
共存してバリ文化を維持するほうが好ましいと考えているバリ人も多いらしいです。

      079. SOPA3.JPG

さっそくその晩の夕食にいただきました。お皿に家で炊いたご飯を載せて、その横に買ってきた
おかずをそのまま、ポンポンと載せただけで豪華な料理になりました。全部で二人分400円くらい。
日本人のプロデュースによる、まろやかな味付けのバリ風西欧料理。

ブンクスで運ばれてきた日本とバリの共同作品。 日本とバリの「友好の証」にも見えました。


nice!(6)  コメント(2)  トラックバック(0) 
共通テーマ:旅行

nice! 6

コメント 2

またじ

いやぁ、マジで美味しそうですね!!うらやましいです♪
by またじ (2011-08-13 15:56) 

elzawild

私たちも、このお店を知るまで、ありつけなかった
メニューなんですよ。

自分で作る中途半端な日本食モドキか、さもなくば現地の味、
インドネシア料理という具合に両極端だったので、久々に
落ち着ける味でした。

しかし…正直な告白をすると、食べ物が何でも揃ってどの国の
料理でも探せば見つかるのは「日本」に勝るお国はないかも?
と思ったりもします。
by elzawild (2011-08-13 18:19) 

コメントを書く

お名前:
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

トラックバック 0

ヒートアップ JAPAN王様の食卓 ブログトップ

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。