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魔界の食べ物? [food]

IKAN とは、インドネシア語で「魚」を指します。

魚料理と言えば、イカンゴレン(揚げ魚)、イカンバカール(焼き魚)
くらいで、他に煮たり炒めたりもあるにはありますが、魚の種類について聞いてみると
どの種類の名前がどうで、味と食感の違いはどうで、美味しい食べ方は…という話には
漁師や魚売り場の店員でもない限り、殆ど「分からない、知らない」というではありませんか。

一応、フィッシュマーケットや魚料理の専門店もあるにはあるんですけどね。
バリ島はこれだけ海に囲まれているのに、こと魚に関しては、あまりの料理のバリエーションの
なさに驚きます。 肉と魚という認識の違い しかないのです。何故?何故? これ本当に謎です。

地元スーパーでの魚売り場には、何種類か魚はあるものの、タイ、アジ、イワシなどが
そのままの姿で置いてあり、日本みたいに「三枚おろし」や「干物のひらき」「みりん漬け」
まして「切り身」なんてものはありません。(そもそも日本人の魚料理への要求はレベル高すぎ?)

      072. 魚の切り身.JPG

冷凍で切り身の真空パックを見つけて買ったことはありますが、輸入物で3倍4倍の高額に
なります。なので魚は好きなのに、まるのまま捌くのは嫌だし、高いのは嫌だしなんて
思っていると食卓から魚が激減します。

      031. 惣菜.JPG

手軽に入手出来るものは、辛口の PADANG料理 の総菜屋に出ているイカンゴレン。
それもカリカリに揚げ過ぎで食うところがないじゃない!って文句を言いたくなるようなシロモノ。
魚は揚げすぎないで短時間でお願い、と言うと「短時間って1時間ですか?30分ですか?」
という答えが返ってきた、という話をきいて口があんぐり、目が点です。

美味しい魚ちゃんたち、持ち味が大なしでカワイソー、もったいな~い。

「海は魔界で、不浄な世界だからじゃないか?」 なんて夫が言い出すので
「え?そうなの?」とすぐさま調べてみると、

『・・・バリの暮らしは全てアグン山が原点になって展開しており、歴代王朝(現在の県境)は
は、頂上から麓までの縦割り境界線で、左右の観念も 山側・海側で意識し、島民なのに
海は魔界不浄な場所だ。魔界が地上の楽園でツーリストを呼ぶ。・・・』

という文献を見つけました。 だから、魚に疎いというわけ? 

      072. IKAN Soup.JPG

ちなみに最近、低価格で意外に上品な味で気に入った魚料理はこれ。美味でした。
IKAN BASO SOUP。魚団子のスープ、こちらの「つみれ汁」といった感じでしょうか。

      何の魚かって? … 「わかりません」 … !!!


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